全日本コーヒー商工組合連合会

2015.04.20

新加入メンバーインタビュー/東日本・札幌市/(有)シーアンドシー 村上珈琲 村上博栄 氏

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>(有)シーアンドシー 村上珈琲 村上博栄 氏

住宅地に囲まれたロケーションですね。自己紹介をお願いします。

村上:有限会社シーアンドシー 村上珈琲の代表取締役、村上博栄(むらかみ ひろしげ)です。 出来てから40年ぐらい経つ住宅街です。お客様には高齢な方が多いですが、商社が開発した街なので海外経験のある住人が多くコーヒーが良く出ます。

昭和50年のご開業ですから、長い間コーヒーを扱っていらっしゃるんですね。フードメニューの開発にもご熱心と伺っています。

川畑:21歳のときに、中小の織物業が集う商店街に初めて店を出しました。 この店は、純粋にコーヒーを中心に据えたもので、メニューも極力抑えたものでした。 フードメニューに力を入れ出したのは、2店舗目を出したころからです。

お客様には遠方の方も多いと聞きました。B TO Bですか?

村上: B to Cです。弊社の場合、ほとんどが一般のお客様です。上尾市周辺の市や町にお住いの方のほか、最近は東京からもご来店頂いております。 地方発送の方は、北は北海道から南は九州まで全国に対応しています。

商圏がずいぶん広いですね。しかしネットショップは開いていないとのこと。どのような方法で集客なさっているのですか?

村上: 以前は、タウン誌の広告や新聞折込みなどやっていましたが、今はダイレクトメール一本です。
開業当時から整備を続けている顧客リストが現在7千件ほどあり、これをランク分けして運用しています。 リストの中には転居したお客様もいるので、ダイレクトメールも商品と同様に全国に発送するようになりました。あとは口コミでしょうか。

ご開業されたのはいつですか?

村上: 2002年(平成14年)の2月です。24歳の時でした。 大学生のころ、就職するかコーヒーの道を選ぶか迷いましたが、親がサラリーマンの私には新品の焙煎機はとても買えませんでした。 そこで、「中古が見つかったら開業しよう」と考えていたところ、割と早く出物が見つかった。いま使っているコレがその焙煎機です。

中古の焙煎機を、ご自分で見つけられるものなんですか?

村上:遠山コーヒー社長の遠山克利様に探して頂きました。遠山社長は、私が学生時代に埼玉の珈琲問屋豆図鑑という専門店でアルバイトしていた頃からの知り合いです。
遠山社長が豆図鑑さんに豆を卸している関係で、豆図鑑の方が社長に弟子入りしていたこともあり、私も開業の際にはいろいろとお世話になりました。

恵まれた環境でスタートできたわけですね。

村上:今でこそコーヒーの業界もオープンになってきましたが、「当時はコーヒーに関する情報がとても入手しにくかった」と、 皆さん仰っていますよね。その点、私は見習うべき師とお手本があったのでラッキーでした。

半熱風とジェットロースターの2台体制も、そのノウハウのひとつとか?

村上: 月替わりで10種類ほどのコーヒーをお求めやすい価格で販売していますので、売り出しのコーヒーや定番のコーヒーについては15㎏の焙煎機で月に20日ほど焙煎を行なっています。
そのほかにもジェットロースターが動いており、限られたお客様に人気があるコーヒーや、細かな焙煎度合いのご注文に対応しています。 これらは、在庫している50種類のコーヒーの中から電話で注文焙煎ができます。

ほかにコーヒーに対するこだわりがあれば、ぜひお聞かせください。

村上:どんなに焙煎が上手くても、コーヒーの質を決めるのは豆が一番です。弊社では600g926円(税込1,000円)の激安コーヒーも用意していますが、あまりにも安いものは大手さんにお任せして(笑)。
中級レベルからアニマルコーヒーやゲイシャ種といった希少価値のある高価なコーヒーまでを幅広く取り揃えて、様々なお客様に喜んで頂けるよう対応していきたいと考えています。

組合加入への経緯は?

村上: J.C.Q.A.の鑑定士の試験の際に、菊池珈琲(北海道)社長の菊池博樹様より勧めていただき、遠山社長にもお話を聞き入会を決めました。
検定試験は、コーヒーインストラクター2級の後、2009年にすぐ1級にも合格しました。 「この勢いで鑑定士も」と考えておりましたら何故か足踏みを続けることになり、その時に知り合ったのが菊池社長だったわけです。

皆さん、鑑定士については合格への熱い情熱を感じますね。

村上: 最初は、「俺だったら簡単だ」と思っていたんですが(笑)。 お客様に説明して買っていただくわけだから、分かって当たり前。できて当たり前。学ぶための目標です。 組合には自然に加入していたという感じですね。

今日はどうもありがとうございました。(編集子 Sq+)

組合員情報

埼玉県の上尾駅と北上尾駅のほぼ中間に位置する住宅地。上尾市小泉の「はなみずき通り」沿いの自家焙煎コーヒー豆専門店。
リーズナブルな価格帯の商品から、希少価値のある高価なものまで、常時50種類ほどのコーヒーを揃える。
全国発送、電話による注文焙煎に対応。駐車場・試飲サービス有。

有限会社シーアンドシー 村上珈琲

〒362-0063 埼玉県上尾市小泉35-35
TEL:048-726-4343
FAX:048-726-4343
営業時間:午前10:00~午後7:00
定休日:月曜日

有限会社シーアンドシーの村上氏はコーヒーが大好きで、学生時代には埼玉県内の自家焙煎コーヒー豆販売店でのアルバイトをして、卒業後は自家焙煎コーヒー販売店で修行に励みました。
その後、開業に向けての準備を始めるということで、当社にて販売・焙煎等を約半年間経験してから、平成14年2月に上尾市で村上珈琲を開店。
研究熱心な彼は、私がコーヒー豆の産地を訪問する際には毎年のように同行し、産地 での、コーヒーの栽培・天日干し・精選・選別など細かく勉強を続けて、コーヒーインストラクター検定の2級、1級を取得しています。
焙煎・販売と忙しい中、次は鑑定士を取ると勉強しながらもコーヒー豆の販売を順調に伸ばし、上尾周辺の珈琲好きのお客様に喜ばれるお店となっております。
コ一ヒーが大好きで、周辺のコーヒー好きに愛される店を経営している(有)シーアンドシーを組合員として推薦いたします。

問い合わせ
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全日本コーヒー商工組合連合会 事務局

TEL:03-3431-3446 Mail:ajcra@ajcra.org